商品を発注する限り、在庫品が生まれてきてしまうことは必然である。発注数を減らしたら、お客様が来店した時に目的の商品がないことはお店の問題にもつながりかねない。
かといって発注数を増やしたら、当然在庫品が出てきてしまう。しかし”お店”というサービス業から考えると、お客様に迷惑がかかることを避けるべきと判断し、結果在庫品が生まれる可能性を選択することが現場では多いのではないだろうか。
仮にお客様のニーズと発注数がぴったりで、在庫品がゼロだったする。しかしそれは、お店側としては商品数が足りなくなる恐れがある危ない橋と見た方が賢明な判断であろう。
そういった点がお店の難しいところであると私は考える。良くも悪くもお客様優先の職種であるから、自分の利益のみを追及する職種とは考え方そのものが違う。
最も安直に考えるならば、海外の発展途上国などに輸出してはどうだろうか。日本で販売されているものならばそれなりに質の安全性は高いであろうし、海外でもニーズは決して低くはないだろう。
しかし発展途上国で売るとなれば、当然商品の単価も落ちるであろう。また、輸送費やそこに関わる業者の利益を考えると、商品の原価を超えてしまうことも発生するのではないだろうか。一見良さそうに見えるこの提案も、現実的なコスト面から難しそうであると私は考える。
その点素晴らしいのが、iPodなどに代表されるソフトウェアのみの更新である。本体を買い替えずに最新の技術が使えるところは、この問題にとって羨ましいかぎりだと思います。
実際に電子レンジなどがそのような形にできるかと言えばそうではありませんが、そういった発想は大切にしつつ前向きな在庫リサイクルの方向性になっていけばと私は思います。ここまで考えて、具体的な解決策が見いだせないことを最後にお詫びします。
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在庫品のその後
2013年09月24日