カビ(真菌)とは?

2019年06月17日

有限会社ハウスステージ グローバルエコロジー環境事業部

カビは、菌類中の真菌類とよばれる微生物のうちの一群である。真菌類とは、単細胞または菌糸からなり、細胞壁をもつものである。真菌類のうち、通常の状態が単細胞であるものは酵母(yeasts)とよばれる。菌糸により成長するものを一般にカビ(moldsまたは糸状菌filamentous fungi)とよび、そのうち肉眼で観察できる大型の子実体をつくるものをキノコ(mushrooms)とよんでいる。但し、これらは分類学上の用語ではない。たとえば、酵母とカビは重複した部分があり厳密な区別はできない。また、キノコはカビの一時期であるともいえる。

真菌類や粘菌類といった菌類は植物のように光合成を行なわないため、栄養分である有機物を自力でつくることができず、まわりの環境から栄養分を吸収して生育する。つまり、カビなどの菌類が生えているということは、生えている素材の基質が分解され、使用されているいるということに他ならない。

カビは菌糸をつくり、成長して胞子を形成し、胞子を飛散させて増殖する。胞子は空気の流れにのって運ばれ、あらゆる場所に付着するが、付着した環境が生育に適さなければ、カビの胞子は発芽・生育することはない。適度な水分と栄養分があれば胞子は発芽し、菌糸を伸ばして、再び胞子を生産する。そして同じサイクルが繰り返され、被害が増大することになる。一般に胞子の大きさは1マイクロメートルから200マイクロメートルほどである。

いわゆるキノコをつくる木材腐朽菌は、かなり水分の多い環境で生育し、屋外の木造物を腐朽させることが多い。いったん加害されると木材の強度が失われるため、深刻な被害をもたらす。


<文献>
独立行政法人国立文化財機構、東京文化財研究所、文化遺産国際協力センター、文化財展示収蔵施設におけるカビのコントロールについて


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有限会社ハウスステージ グローバルエコロジー環境事業部

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