高圧受電は使用電力量(デマンド)により基本料金が決まります。この基本料金は、過去1年間の電力使用量のうち、ピーク時に使われた電力量によって決定されています。日常的な電力使用量が低くても、一時的にでも大量の電力を消費してしまうと、その最も大きい電力使用量で1年間の基本料金が決定されてしまうのです。この電力使用量のことを「デマンド値」といいます。
そこで、デマンド値を監視し、設定値を超える使用電力が発生した場合は代わりの電力供給手段に切り替えるという手法がピークカットになります。
この代わりの電力供給手段として非常用ガス発電機が有効活用できます。
電力ピークカットによってピーク時の電力使用量(最大デマンド値)を下げることができれば、契約電力が下がり、電気料金を削減することができます。
また、東日本大震災発生以降、震災時に発生した電力不足への対応策として、政府から大口の電力需要家に対し、非常用発電機を活用したピークカットによる電力デマンドの低減を行うよう要請されています。
電力のピークカットでコストカット
2020年06月10日